Column

コロナによって楽天の企業文化はどのような影響を受けたか

2013年にジョン・コールマンがハーバードビジネスレビューの寄稿した記事によると、偉大な企業文化を構成する要素は下記の6つと紹介されています。

https://hbr.org/2013/05/six-components-of-culture

① 方向性(Vision)

② 価値観(Values)

③ 行動様式(Practices)

④ 人(People)

⑤ 物語(Narrative)

⑥ 場所(Place)

カルチャーには様々な見方が存在していますが、表面的な接点にフォーカスする上で、このフレームワークは有効です。

楽天でのサーベイ結果:企業文化との物理的な接点は減少、自社の理念や価値観との接点は増加

楽天ではこれらの要素を踏まえ、企業文化がコロナの影響によってどのようにポジティブまたはネガティブな影響を受けたのか、2020年6月に3〜4千人規模の調査を行いました。

そこで見えてきたのは、当然ながら1)フィジカルな要素(行動様式、人、場所)との接点が減少したこと。一方で、2)概念的な要素(方向性、価値観、物語)との接点はあまり減少が見られず、むしろ増加したと答えた人の方が減少したと回答した人よりも多かったことです。

対策として考えたことは、1)減少したフィジカルな要素(行動様式、人、場所)をオンラインでどのように補うか、2)概念的な要素(方向性、価値観、物語)をより意図的に言語にして触れる機会を増やすことでした。言い換えると、「企業文化との接点の創出・仕組化」「カルチャーのローコンテクスト化」と言えるかもしれません。

楽天での「企業文化を感じる」取り組み

具体的には、オンラインでランチタイムに社員同士の接点を増やす「カルチャーカフェ」の開催、チーム単位の一体感を醸成するための「デイリーハドル(朝礼・夕礼)」の推奨、方向性や価値観をイラスト化した社内メッセージアプリ用「理念スタンプ」のリリースなどを展開しています。

より良い企業文化醸成に向けて、引き続き「仮説→実行→検証→仕組化」を進めていきたいと思います。