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「三間(さんま)と余白:仲間」コミュニケーションが、育成と定着に効果的

部分的に出社する機会がある企業もある一方、まだまだ継続的に在宅勤務が行われる状況。これにより懸念されるのが、新卒入社などの若手の育成機会の喪失です。

このほどパーソル研究所が発表した調査結果によると、「在宅勤務での育成と定着には若手社員とのコミュニケーションが重要性である」と示されています。

(出所:パーソル総合研究所「新卒入社者のオンボーディング実態調査(コロナ禍影響編)」)

https://rc.persol-group.co.jp/news/202012230001.html 三間(さんま)
と余白でいう、「仲間」の部分の重要性や効果が証明されたといえるでしょう。

オフィス勤務であれば、細やかに様子を見たり指導をすることもできますが在宅勤務では困難です。また、直接的な指導の他にも、先輩社員の姿を見てまねたり、休憩時間や会議後の隙間時間で先輩社員と雑談することで補足的な育成機会がありましたが、オンラインではそうした機会も意識的に作らない限りは得られない状況です。

調査結果からは、在宅勤務を実施している企業のうち、コロナ禍でも新入社員の業務能力獲得や定着に良い影響があった企業は、経営層や配属先の先輩社員、上司などとの社内コミュニケーション機会を増やしていたことがわかります。

また同所の調べでは、在宅勤務の新入社員の場合、出社者とは異なり、プライベートな話も傾聴すること、ビジョンや方向性を提示することが重要とのことです。在宅勤務では仕事のプロセスに細かく介入することが難しくなるため、ビジョンや方向性を示し、ある程度自律的に仕事に取り組める状態を作ることが有効だと考えられます。また、プライベートな話も聞けるような関係を築くことが、定着や成長を促進しする考えらます。 ぜひ、意識的に若手社員と意識的に余白時間をとり、チームの方向性を共有したり、プライベートな話をする時間を創出してみてはいかがでしょうか。