2月7日は楽天の24年目の創業記念日でした。この日を記念して、さまざまな企画が行われました。今回は、リモートワーク下ならではのツール、Raku Chatを紹介します。 現在楽天グループでは、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、引き続き在宅勤務とオフィスへの出社を併用しています。昨年実施した数千人規模の調査では「会社の文化を感じづらくなっている」という声もありました。
(関連記事はこちら「コロナによって楽天の企業文化はどのような影響を受けたか」)
楽天とあなたのエピソードを、チームでシェア
Raku Chatは、社員がアクセスできるウェブサイト上のツールです。ボタンを押すごとに、さまざまな「お題」がランダムに表示されます。チームミーティングで、進行役が画面を共有し、Raku Chat上のお題を表示します。映し出されたお題に対し、他の参加メンバーはテレビ会議システム(当社ではZoomを利用)のチャット欄にお題に対する回答を共有。進行役はその中から会話が盛り上がりそうなトピックを探し「〇〇さん、これってどういう意味ですか?是非詳しいエピソードを聞かせてください!」と参加メンバーに順番に話を振ります。
お題は、創業記念にちなんだものを中心に、大きく3つのカテゴリーで用意されています―「Back to Basics」(基本に立ち返る)、「Rakuten Shugi」(楽天の企業理念)、「You and Rakuten」(あなたと楽天)。
例えば、こんなお題が並びます。
・楽天を3つのキーワードを使って表現してください。(基本に立ち返る)
・楽天人生でもっとも「やっちゃった」エピソードを教えて下さい。(基本に立ち返る)
・どうやったら最強の”One Team”になることができると思いますか?(楽天の企業理念)
・あなたの好きな楽天グループサービスは何ですか?(あなたと楽天)
意図的に「間」を作ろう
「え、そんなおもしろいサービスが楽天にあったんですか?」
「そんな出来事があったんですね!」
Raku Chatを通じて、チームでエピソードを共有すると、会社のサービスやチームメンバーの知らなかった一面を知る機会にもなります。チームミーティングの最初の10分間だけでも、敢えてこうしたお互いを知る時間を作ってみてはどうでしょうか。 社歴の長い社員もいれば、昨年入社しリアルでの職場経験が少ないメンバーもいるでしょう。在宅勤務の比率が高い環境では、隙間時間がなくなり業務の話題ばかりが中心になりがちです。本ツール開発の背景には、Raku Chatをきっかけに、会社を感じたり、メンバーの新たな一面を知る機会を作りたいという意図があります。2月上旬にリリースしてからわずか1週間程度で、グローバルで5,000回以上利用されたことがデータから明らかになっています。
きっかけは「コレクティブ・ウェルビーイング」ガイドライン
Raku Chat開発のきっかけは、楽天ピープルカルチャー研究所が2020年夏に公開した「コレクティブ・ウェルビーイング・ガイドライン」でした。より身近にウェルビーイングについて触れ、仲間との繋がり方や時間の区切り方、働く環境の整え方をチームで話題にするきっかけを作り出すことを目的に、サイコロやカレンダーにウェルビーイングに関する質問を付して公開しました。(※コレクティブ・ウェルビーイング専用ページはこちらをご参照)更に、オンライン環境で使えるよう、また創業記念イベントに向けて会社を感じられるテーマを中心になるよう、工夫を重ねた結果「Raku Chat」が誕生しました。
このオンラインツールをより多くの企業で活用頂けるように標準化したオンライン版のウェルビーイング・チャットツールも近日中に開発予定です。一般公開時には、本ホームページでもご案内いたします。